GACKT主演月9ドラマ、視聴率まさかの右肩下がりでワースト2位目前…話題にもならない深刻なワケ
鳴り物入りでスタートしたGACKT主演の月9ドラマ『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』(フジテレビ系)だが、その滑り出しは決して芳しくない。8月10日に放送された第4話までの視聴率は、世帯で6.2%→4.7%→4.6%→4.0%、個人でも3.7%→2.8%→2.8%→2.3%と、文字通りの右肩下がり。このまま行けば、前クールに放送された『サバ缶、宇宙へ行く』(全話平均世帯3.7%)に次ぐ、歴代月9ワースト2位の記録を更新するペースだ。
今の時代、リアルタイム視聴だけでは測れないため、TVerの再生数も重要視されているが、こちらもお寒い限り。お気に入り登録数は8月15日現在で約39.8万と、ヒットの目安とされる100万には遠く及ばない。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro なぜ、ここまで大コケしてしまったのか。いくつかの要因が考えられる。まず、フジテレビの看板枠「月9」そのもののブランド力が近年低下しているという問題は否めない。しかし、作品単体で見れば、GACKTという“飛び道具”的存在を主演に据えながら、そのキャラクターが“型破りな主人公”というありきたりな型にハマってしまっているのが痛い。
GACKT演じる主人公・浦真鷲直人は、弁護士と一級建築士の二刀流というユニークな設定だが、ストーリーはよくある1話完結型で目新しさに欠ける。せっかくなら、映画『翔んで埼玉』シリーズで見せたような、もっとぶっ飛んだキャラクターとストーリーを期待していたファンも多かったのではないだろうか。
さらに、気になるのはキャストの扱いだ。2番手の志田未来は出番が多いものの、ポスターにも写っている神尾楓珠と戸塚純貴の存在感が極めて薄い。神尾はゴールデン・プライム帯の主演経験者、戸塚は硬軟演じ分ける実力派バイプレイヤーだ。ところが第4話では、神尾が大学生のフリをして学食で女子から情報収集、戸塚が製薬会社の清掃員に扮するなど、その“活躍”は限定的。せっかくの“料理しがいのある”役者を、うまく使いこなせていない印象は否めない。
何より、今期は強力なライバルがひしめいている。大本命の『VIVANT』第2シーズン(TBS系)は視聴率・配信ともにぶっちぎり。対抗馬の『Tシャツが乾くまで』(TBS系)は意外な不倫展開で考察が盛り上がり、大穴の『マイ・フィクション』(テレビ朝日系)もトンデモSF設定で配信を伸ばしている。こうした考察系作品の豊作の中にあって、『ブラックトリック』は完全に埋もれてしまっている感が強い。
今夜、中盤の第5話を迎える『ブラックトリック』。果たして、この右肩下がりの流れを食い止めることはできるのか。GACKTの“飛び道具”ぶりが再び火を噴く日は来るのだろうか。
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