伊東四朗89歳、ラジオで戦争への危機感「また起きるんじゃないか」 目の前で男性の頭が吹き飛んだ凄絶体験も告白
俳優の伊東四朗(89)が8月15日放送のラジオ『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛』(文化放送)で、終戦記念日にちなみ自らの戦争体験を赤裸々に語り、話題を呼んでいる。
番組の相方を務める吉田照美が「世の中の方向が戦前回帰しているのが非常に怖い。戦争を知らない政治家や国民が増え、同じ過ちを繰り返す危険を懸念している」と切り出すと、伊東も「また起きるんじゃないか」と強い危機感を示した。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 1937年生まれの伊東は、戦時中を実際に経験した世代。ロシアのプーチン大統領については「日露戦争(での敗戦)をずっと引きずっているのかね。なんとなく不気味な人だ」と評した。プーチン氏は12日に13年ぶりにサハリンを訪問し、北方領土を自国領と改めて主張。ウクライナ情勢をめぐる日本の制裁に対しても「立場を変えたのは我々ではない」と強気な姿勢を崩していない。
終戦時8歳だった伊東は、昭和天皇の玉音放送を聞いた記憶も振り返った。「天皇陛下の声を聞かせていただきました。前が石屋さんだったので、石の上に腰掛けて、誰かが持ってきたラジオを載せて、街じゅうの人が集まってきました。ただラジオの性能が悪く、何をおっしゃっているのか分からなかったのが印象的でした」と80年以上前の光景を鮮明に語った。
1945年3月10日の東京大空襲では、当時7歳だった伊東は下谷区(現・台東区)で一夜にして街が火の海となるのを目の当たりにした。空襲が収まり警報が解除された後、住民たちが外に出た瞬間、焼夷弾が近所の男性の頭に落ち、みんなが見ている前でその男性の頭が半分吹き飛んだという凄惨な体験も明かしている。
こうした実体験に基づく戦争の記憶を語れる人は年々減少。例年終戦の日が近づくと戦争をテーマにしたドラマや特番が数多く放送されていたが、そうした番組も減り、戦争の記憶は薄れつつあるのが現状だ。
X(旧Twitter)上では「戦時中のことを知る世代が減ってきた今、こういうお話が聞けるのは貴重」「戦争は駄目です」といった声が寄せられ、伊東の訴えに共感が集まっている。
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