小栗旬が“恩人”に!Netflix『ガス人間』悪徳刑事・こばやし元樹、52歳で遅咲きの開花
Netflixオリジナルドラマ『ガス人間』で、悪徳刑事・吉田警部役を怪演している俳優のこばやし元樹さん(52)。本作は7月2日から世界配信され、Netflix週間TOP10(シリーズ)で1位、グローバルTOP10(非英語シリーズ)でも4位にランクインするなど、世界28カ国と地域でTOP10入りする大ヒットを記録している。
そんな大役に抜擢された背景には、主演・小栗旬さん(43)との出会いがあった。こばやしさんは「言葉に言い表せないほどの感謝の気持ちです」と語る。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 小栗が主演したNetflixドラマ『匿名の恋人たち』(2025年配信)の撮影は2023年。こばやしさんはグループカウンセリングの場面で、怒りを爆発させる男性役として1シーンだけ出演し、小栗と初共演した。そのときのことをこう振り返る。
「僕は1シーンだけの出演で、撮影2日間の初日に、感情を荒げるシーンで、芝居があまりうまくいかなくて落ち込んでいたんです。二日目の撮影のときに、小栗さんから、『ニューヨークにいらっしゃったんですね』と。私の事を調べていただいたのか、とても驚きました」
その後、『ガス人間』の吉田役でオファーが来た頃、『匿名の恋人たち』の打ち上げで小栗と再会。そこで小栗がプロデューサーにこばやしさんを推薦していたことを知ったという。「頭が上がりません」と感謝する。
さらに、『ガス人間』の片山慎三監督は、こばやしさんが出演したDisney+ドラマ『ガンニバル』(2022年配信)の監督も務めており、その縁も抜擢につながった可能性があるという。
撮影現場では、主演の小栗がこばやしさんに頻繁に声をかけ、気遣ってくれたそうだ。「吉田は、小栗さん演じる岡本刑事役とは決して仲のいい役ではありませんし、僕は器用なタイプではないので、現場でも一人で台詞を真面目に何度も練習したりしていました」と明かす。
「吉田として僕がどういう演技をしても、小栗さんは受け止めてくれました。それはキャラクターとしてもそうですし、一人の人間として僕がやることを全部受け止めてくれるクッションみたいな人です。僕を気遣ってくれてのことなのか、ほんとによく声をかけてくださったおかげで、現場でとても居心地よく過ごせました。主演でありながら、周りをすごく大切にされていて、本当に(器の)大きな人だと感じました。心から尊敬します」
「小栗さんは、やはりオーラもすごいですし、別次元の人だと思います。何より僕の人生を変えてくれた恩人です」とこばやしさんは強調する。配信開始後、小栗から直接電話があったことも明かし、「嬉しかったですね」と笑顔を見せた。
実はこばやしさん、大学卒業後の1998年に渡米し、ニューヨークの超名門「リー・ストラスバーグ演劇研究所」でリアリズム演技を学んだ経歴の持ち主。ハリウッド映画『The Great Raid』の準主役を勝ち取り、2010年に帰国後も、映画『FIGHTERS』で国際映画祭の最優秀助演男優賞を受賞するなど、知る人ぞ知る実力派だ。
現在は、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟』(吉川元春役)やBSプレミアムドラマ『勿忘草の咲く町で〜安曇野診療記〜』など、出演作が続々放送中。52歳にして一躍注目を集める遅咲きの俳優は、最大の功労者を「妻です」と断言する。
「いただいた役に真摯に向き合いたいです。クセのあるキャラクターも好きですが、日常を生きる人の役も挑戦したいです」と謙虚な姿勢を見せつつ、演じた吉田警部には「『愛してる。本当にありがとう』」と静かに微笑んだ。
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