百田尚樹が高市首相の靖国参拝見送りに苦言「なぜ行くと言った」 一方で石破茂を評価する意外な展開
作家で日本保守党の党首を務める百田尚樹氏(70)が、終戦の日を目前に控えた8月12日、自身のX(旧Twitter)に投稿した内容が波紋を呼んでいる。高市早苗首相(65)が靖国神社への参拝を見送る方向と報じられたことを受け、《総理になる前は、「総理になっても行く」と言っていたのにね。私は行きます》とつづり、苦言を呈したのだ。
百田氏の投稿に対し、ネット上ではさまざまな反応が飛び交った。さらに同月13日には、YouTuberのゆたぼん(17)が「総理になる前は『総理大臣になっても行く』と言っていたのに、行かないのはおかしい。言ってる事とやってる事が違う」と訴える投稿に、百田氏も賛同。《なぜ、あれだけ「行く!」と何度もしつこく言ったのか。行かないなら、言うべきではなかった。圧力で行けなくなったのか、最初から行くつもりがなかったのかは、誰にもわからない。はっきりしてるのは「行くと言っていて、行かなかった」という事実だけ》と厳しい言葉を連ねた。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー ところが、この流れの中で注目を集めたのは百田氏の意外な評価だった。百田氏は同じ投稿で《ちなみに、石破は最初から「行かない」と言っていた》と、石破茂前総理大臣の名前を挙げたのだ。さらに翌日には、《「靖国参拝せず」を、高市総理が様々なことを考慮してギリギリで決断したということを評価(擁護)する人たちへ。なら、高市総理もずっと早く決断していた石破元総理をもっと高く評価しろよって話》と持論を展開。
これにネットユーザーからは《めずらしく百田と意見が一致した》《まさか百田さんと意見が一致することがあるなんて》《同意見です》と驚きの声が相次いだ。著名人も反応し、実業家のひろゆき氏(49)は百田氏のポストを引用して《政治家が嘘をついたのに擁護する人達。約束を守らない政治家に日本の舵取りを任せるのは良くないと思うおいらです》と投稿。元アナウンサーで実業家の長谷川豊氏(51)も《ほんとそれ》と同調した。
全国紙の政治部記者によると、現職の総理大臣による靖国参拝は2013年の安倍晋三首相以来行われていない。高市首相はこれまで例大祭や終戦の日に合わせて参拝してきた経歴があり、就任前の2022年の講演会では「日本国のトップになるようなことがあれば参拝を続けたい。これは強い意志」と断言していたという。参拝見送りの背景には、韓国や中国からの反発を抑える外交上の配慮があるとみられるが、保守層からは強い反発が起きている。
一方、石破前首相は昨年、当時総理大臣だった際、自民党総裁として代理人を通じて私費で玉串料を奉納したものの、参拝そのものは見送っている。2012年の石破氏のブログには《御霊の安らかならんことを祈るのは極めて当然のことと考えます》としつつ、《総理大臣が参拝するか否かはこの約束とは本質的に全く関係のない話》と自身のスタンスも記されていた。
政治部記者は「百田氏は以前から『靖国神社に祀られている英霊に崇敬の念を抱くのは日本人として当然』と訴え、首相による参拝が必要ないとする石破氏の見解とは相容れない立場。しかし高市首相が就任後、慎重路線に変わった現状に対し『裏切られた』思いがあり、結果として石破氏の潔さを評価したのだろう」と分析している。
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