千葉県庁に1286人殺到、スマホ充電できずタオル不足…“首都圏の盲点”露呈
千葉県を襲った記録的な豪雨が、大都市圏の災害対策の“盲点”を浮き彫りにした。8月13日、大雨特別警報レベル5が発表される中、千葉県庁には一時滞在施設が開設され、最終的に1286人もの帰宅困難者が殺到。しかし、避難者からは「タオルが足りない」「スマホが充電できない」といった切実な声が相次いだ。
「木更津まで帰ろうと思っていたけど、電車が動かない。スマホで調べてここに来た。まさか千葉でこんな経験をするとは思わなかった」と話すのは30代の男性。県庁に駆け込んだ避難者の一人だ。静岡から帰省中だった29歳の女性は「JRの特急が止まって、仕方なくここに。大雨の被害ってこんな感じなんですね。逆に新鮮です」と複雑な表情を見せた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 一方、26歳の男性は意外な“生き残り交通機関”を発見。「バスが動かないので県庁に来たんですが、モノレールは普通に動いていました。高いところを通っているから水害に強い。ただ、乗ろうとしたらすごい行列で諦めました」と苦笑い。
県庁内では毛布やアルミブランケットが配布されたが、ずぶ濡れの避難者からはまずタオルを求める声が続出。また、多くの人が気にしていたのが携帯電話の充電だ。現地記者は「みなさん、どこかで充電できないか探していました」と証言する。
対応に追われた千葉県管財課の担当者は「当初は1階ロビーのみの開設だったが、どんどん避難者が増え、最終的に20カ所の部屋を開放した。タオルやコンセントが使えなかった部屋があったかもしれない。一度にここまで多くの人が来るとは想定していなかった」と説明。避難者の登録手続きに時間がかかりすぎるという指摘も受けたという。
14日朝には避難者が1286人に膨れ上がり、同日時点でも数十人が県庁内に残っている。大都市で大規模な水害が起きた際、避難所の備蓄や電力確保、スムーズな受付体制など、事前の備えの難しさが改めて問われる結果となった。
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