甲子園最速156キロ!横浜高・織田翔希に米球団殺到、契約金5億円超も視野
連日の猛暑をものともせず、横浜高校のエース・織田翔希が甲子園で大暴れしている。剛腕ぶりを見せつけるこの男に、日米のスカウトたちが熱い視線を送っている。
8月10日の1回戦・沖縄尚学戦では先発し、8回2/3を投げて6安打2失点、12奪三振。ストレートは最速154キロを計測し、バックネット裏のスカウト陣を唸らせた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon さらに14日の日南学園戦では、6回から救援登板。無死満塁のピンチで谷口銀次郎投手への3球目に156キロをマーク。これは甲子園史上最速となる快速球だ。続く16日の霞ケ浦高戦でもリリーフ登板し、4回無失点、7奪三振の快投。リリーフ2試合とも無失点と、抜群の安定感を誇る。
18日の準々決勝・花巻東高戦では先発し、この日も最速156キロを計測。9回123球の熱投で被安打7、10奪三振の完封劇を演じた。スポーツ紙デスクによれば、ほとんどのストレートが150キロ超えで、大谷翔平も計測したことのない速さだという。フォームに力感がないため、打者は見た目以上に速く感じるとも言われている。
先発ではストレートだけでなく、カーブやスライダーを織り交ぜて打者のタイミングを外す巧みさも持ち合わせる。あるスカウトは「春よりも成長を大きく感じるし、ピッチングはある程度完成されている」と最大級の評価を与えた。
当然、今秋のドラフトでの動向が注目される。NPB12球団の多くが1位候補にリストアップしているのは間違いなく、野茂英雄氏と小池秀郎氏が記録した8球団競合を超える可能性も十分にあるという。
しかし、MLB各球団も黙ってはいない。NPBのドラフト1位指名の場合、契約金の上限は1億円プラス出来高5000万円の計1億5000万円。一方、MLBではマイナー契約でも高額契約が可能だ。今年6月のMLBドラフトで花巻東高から米スタンフォード大に留学していた佐々木麟太郎がフロリダ・マーリンズから8巡目指名を受けた際の契約金は21万200ドル(約3100万円)。しかし、その1年前にオークランド・アスレチックスとマイナー契約した桐朋高の右腕・森井翔太郎は151万500ドル(約2億3600万円)を手にしている。
長年MLBを取材するスポーツライターは「織田ならマイナー契約でも日本での実績が森井を大きく上回るため、3億円以上は当然。ドラフトで上位指名となれば5億円以上の契約金が確実視されている」と分析。さらに「金額にこれだけ差があるなら、NPBが1位指名で口説いても太刀打ちできない。今後、夢と大きな金額を求めてMLBを直接目指すアマ選手が増えても不思議ではない」と警鐘を鳴らす。
ちなみに今季、ア・リーグ中地区で快進撃を続けるシカゴ・ホワイトソックスが今年のドラフトで全体1位指名したロック・チョロウスキー内野手の契約金は、史上最高額となる1035万ドル(約16億6000万円)。織田の選択が、今後の高校野球界に大きな波紋を広げることになりそうだ。
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